「驚異的なダブルセーブ」 英代表の新鋭GK、完封勝利導く活躍に注目「“1番”に近づく」
シェフィールドの守護神ヘンダーソン、ノリッジ戦でビッグセーブ連発
プレミアリーグ昇格初年度に躍進を続けるシェフィールド・ユナイテッドは、現地時間7日にノリッジ・シティとホームで対戦。1-0で勝利を収めたなか、イングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが見せた連続セーブが注目を集めている。
シェフィールドは今季、昇格組ながら上位をキープしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを展開。特に首位リバプールに次いで少ない失点数の守備はリーグ屈指の堅牢さを誇る。その中心にいるのが、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍中のヘンダーソンだ。
ノリッジ戦では前半36分にFWビリー・シャープのゴールで先制し、そのまま終盤へ。堅守を生かして完封勝利に近づくなか、後半33分にノリッジに与えた4本目のCKからピンチが訪れる。左CKからペナルティーエリア中央で合わせられたヘディングはゴール右隅に飛んだが、これはヘンダーソンがかろうじてセーブ。キャッチし切れずにこぼれたボールに詰められるも、再びヘンダーソンが身を投げだしてゴールを死守。ヘンダーソンは咆哮を上げ、チームメートとハイタッチをかわしている。
シェフィールドはそのまま1-0で勝利を収め、今季11勝目。1試合消化の多い5位ウォルバーハンプトンと勝ち点で並ぶ6位に浮上している。そのなかで英メディア「talkSPORT」は「絶対に通さない:ディーン・ヘンダーソンが驚異的なダブルセーブでイングランド代表の“1番”に近づく」と見出しを打ち、シェフィールドを支えるヘンダーソンの活躍に言及。次のように記している。
「月末にはイングランド代表の親善試合のイタリア戦とデンマーク戦が控えており、ヘンダーソンにとって実力を証明するチャンスだ。しかし、ノリッジ戦での驚くべきダブルセーブは、夏のEURO2020で正守護神を務める準備がすでにできていることを証明している。CKからベン・ゴッドフリーのヘディングを弾き出し、マリオ・ヴラニッチの追撃も防いでみせた」
チームの躍進を最後尾から支え続けるヘンダーソン。継続的な活躍により、イングランド代表でも“ナンバーワン”にのし上がることになるのだろうか。