メッシFK封じの「天才戦術」考案! “全11人コース封鎖”の珍シーンに反響「奇妙」
バルサFWメッシのFKで珍対応、レアル・ソシエダ11人の“決定的瞬間”に海外注目
バルセロナは7日のリーグ第27節レアル・ソシエダ戦で1-0と勝利したなか、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのFKを阻止するために開発された「天才戦術」に注目が集まっている。
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前節のレアル・マドリード戦で0-2と敗れたバルセロナは、本拠地カンプ・ノウでレアル・ソシエダを迎え撃った。前半から苦戦を強いられ、0-0のまま引き分けの雰囲気が漂い始めた後半36分、バルサのクロスに対して相手DFロビン・ル・ノルマンがクリアを試みるもボールが腕を直撃。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の助言によりバルセロナがPKを獲得し、これをメッシが決めて1-0で辛勝した。
この試合で脚光を浴びているのが、後半12分のシーンだ。バルセロナが相手ペナルティーエリア手前中央でFKを獲得し、メッシがキッカーを担当。これに対してレアル・ソシエダが珍しい陣形を採用する。
壁で3人が立った一方、その後ろに5人がシュートコースを消すように間を空けて並び立ち、ゴールライン上ではポスト脇にそれぞれ選手を配置。その間にGKが陣取って、11人全員でボールが通る隙間を消すという珍戦法に打って出た。これが功を奏したのか、メッシのキックは壁に当たりゴールにはならなかった。
英メディア「スポーツバイブル」は「レアル・ソシエダが、メッシのフリーキックを阻止するため天才的な戦術を発表」と報じ、「メッシFK阻止のテクニックが優れている」というファンの声も伝えている。
また米スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版は「メッシFK用の新テクニック」と記し、同局の番組「スポーツセンター」公式ツイッターは“決定的瞬間”の一枚を公開。「珍しい! レアル・ソシエダはゴールを守ることをためらわなかった」と触れている。さらに同局サッカー番組「ESPN FC」公式ツイッターも「アンチ・メッシモード! FKゴールを阻止するための奇妙な方法」と紹介した。
衰えが指摘されるメッシだが、それでも今季リーグ戦22試合で19ゴールをマークしている。そんなレフティーのFKを阻止するべく考案された“メッシ対策”に驚きが広がっている。