「何やってるんだ?」 ブラジル代表GKの“オウンゴール未遂”に反響「なんというミス」
コリンチャンスGKカッシオ、キックミスからあわやオウンゴールというシーンに
ブラジルのサンパウロ州選手権で、名手が危うく“赤っ恥”をかくところだった。コリンチャンスのブラジル代表GKカッシオがキックミスを犯し、自陣ゴールにボールが吸い込まれそうになったシーンが現地で話題を呼んでいる。
サンパウロ州選手権は現地時間7日と8日に全12節中第9節を迎えているが、名門コリンチャンスは前節終了時点でグループDの最下位と低迷。残り試合での巻き返しを図るなか、アウェーでノヴォリゾンチーノと対戦した。
試合は前半20分に元ブラジル代表DFジウのゴールでコリンチャンスが幸先よく先制したが、わずか4分後にノヴォリゾンチーノFWジェニソンに同点とされると、そこから最後まで試合は動かず。勝ち点1の獲得にとどまり、コリンチャンスのグループ最下位脱出はならなかった。
ただ、この試合はもっと悪い結果になっていた可能性もある。開始わずか9分、コリンチャンスはあまりにもイージーな形でオウンゴールを献上しかけていたからだ。
左サイドでボールを持ったDFカルロス・アウグストが相手からプレッシャーを受け、後方で構えるカッシオにバックパス。相手FWがプレッシャーに来るなかでもカッシオはじっくりと引きつけ、ギリギリで右サイドの味方にパスしようとしたが、キックがミートせずになんとボールは自軍ゴールの方向へ。かろうじてボールは枠の外へと外れたが、まさに危機一髪の瞬間だった。
このシーンをブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」公式ツイッターが動画で公開すると、返信欄には「ひどいGKだ」「なんというミス」「笑わせてもらった」「何やってるんだ?」と多くの反響が寄せられている。また、「これがブラジル代表だよ」「これがベストの1人だって?」と、昨夏のコパ・アメリカにもブラジル代表として出場したカッシオのミスに落胆する声もあった。
苦しいチーム状況のなかで、チームを背負う1人でもある現役代表選手のカッシオ。次節のイトゥアーノ戦では、個人としてもチームとしても汚名返上といきたいところだろう。