「残虐行為と裁き」 モナコMF、6カ月出場停止を確定させた“主審突き飛ばし”に英脚光

ASモナコMFジェルソン・マルティンス【写真:Getty Images】
ASモナコMFジェルソン・マルティンス【写真:Getty Images】

ポルトガル代表MFマルティンス、ニーム戦で主審を2度突き飛ばす

 ASモナコは現地時間5日、ポルトガル代表MFジェルソン・マルティンスに6カ月の出場停止処分が下されたことを発表した。英メディアは重罰をもたらした主審の突き飛ばしにスポットライトを当てている。

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 事件が起きたのは現地時間2月1日に行われたリーグ・アン第22節ニーム戦(1-3)だった。前半32分に相手選手との接触プレーで足を踏みつけたモナコMFティエムエ・バカヨコが一発退場処分となると、同僚のマルティンスは判定に猛抗議し、主審を突き飛ばした。

 これにより、主審はマルティンスにもレッドカードを提示したが、さらに怒りを爆発させ、2度目となる突き飛ばしの蛮行に出て、チームメートや相手選手たちが止めに入る大騒動となった。フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)はこの事態を重く受け止め、約1カ月後の5日に6カ月の出場停止処分を言い渡した。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は、マルティノスの突き飛ばしについて「LFPは残虐行為と裁きを下した、6カ月もの出場停止を叩きつけた」と取り上げ、英メディア「GIVE ME SPORT」は下された重罰を「平手打ちされた」と表現し、「モナコ側はこの決定に対し『非常に重い制裁』で『長すぎる』と嘆いたが、控訴には乗り出さなかった」と説明している。

 昨冬の移籍市場でアトレチコ・マドリードからASモナコに加入し、今季はリーグ戦21試合出場4ゴールを記録していた。処分は2月6日から8月6日までの6カ月間で適用されることから、早くも今季終了となる悲惨な結末を迎えることになった。

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