エイバル戦で久保が殊勲の決勝弾「日本人は再び今季のベストフォームを見せた」

　マジョルカは現地時間7日、リーガ・エスパニョーラ第27節でエイバルと対戦し、敵地で2-0と勝利を収めた。先発出場した日本代表MF久保建英は後半33分に今季3ゴール目となる追加点を決め、今季初のアウェー戦勝利に大きく貢献した。現地メディアは「素晴らしいゴールはマジョルカに夢を与えた」「日本人は再び今季のベストフォームを見せた」と取り上げている。

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　2月21日に行われた第25節ベティス戦（3-3）で6試合ぶりに先発出場した久保は1ゴール1アシストの活躍で結果を残すと、第26節ヘタフェ（0-1）と続き、エイバル戦でも3試合連続となる先発を飾った。

　マジョルカは今季アウェー戦で2分10敗と未勝利が続いていたが、前半41分に左サイドをドリブル突破した久保が倒されてFKを獲得。キッカーを務めたMFダニ・ロドリゲスが直接叩き込んで先制に成功した。

　そして後半33分、ペナルティーエリア手前でパスを受けた久保は即座に相手守備陣に囲まれるも、細かいテンポでシュートコースを生み出し、右足を一戦。相手GKの逆を突くグラウンダーのシュートをゴール左隅へと流し込んだ。

　後半アディショナルタイムに失点するも、久保の決勝弾で今季初のアウェー戦勝利を手にした。レアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は「久保はすでに“現実”だ」と、将来性を見込む存在ではなく即戦力であること強調し、「レアルは久保の進歩を過敏に意識している」と保有元として注視していると主張していた。

　また、スペイン地元紙「リベルタード」は「久保の素晴らしいゴールはマジョルカに夢を与えた」と見出しを打ち、「日本人が決定的な存在となった」と称賛。「久保建英はスイートだった。日本人は再び今季のベストフォームを見せた」と綴り、「出場するたびに凄まじい才能のサンプルを提示する」と指摘していた。エンジンの掛かってきた久保に、現地メディアも期待が高まっているようだ。