エイバル戦で3戦連続スタメンの久保、鮮やかなゴールで海外注目

　スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第27節エイバル戦（2-1）で今季3ゴール目を決めて、今季アウェー初勝利に貢献した。海外メディアは「レアルの宝石」と久保を称え、「レアルは確実にダイヤの原石に目を向ける」と伝えている。

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　エイバルのMF乾貴士がベンチ外となり“日本人対決”は実現しなかったなか、3試合連続スタメンの久保は右サイドで出場。前半41分に久保が仕掛けてFKを獲得すると、これをMFダニ・ロドリゲスが直接決めて、マジョルカが先制ゴールを奪った。

　後半33分には、マジョルカがカウンターを発動。MFアレハンドロ・ポソが持ち上がり、ペナルティーエリア手前でパス。ボールを受けた久保は右に持ち出し、利き足とは逆の右足を振り抜き、低弾道の一撃は相手に当たりながらも左ポストを直撃し、そのままゴールに吸い込まれた。

　その後に1点を返されたマジョルカだが2-1で勝利。アウェーで今季初白星を手にしたなか、メキシコメディア「mediotiempo」は「レアル・マドリードの日本の宝石、久保の新しいゴール」と見出しを立てて報じ、「レアルの外で研鑽を積む久保がゴールで勝利を決定づけた」と記している。

　久保は昨夏、FC東京からレアルへ移籍。その後、マジョルカへの期限付き移籍が決まり、ここまでコンスタントにプレー。今季3ゴール目を叩き込んだ18歳の日本人アタッカーについて、「このアジア人はレアルからマジョルカに貸し出されているなか、レアルが確実にダイヤの原石に目を向ける素晴らしいゴールを決めた」と触れている。

　レンタル先で強烈な存在感を放ち、評価を高めた久保。保有元のレアルへ猛アピールする活躍を見せた。