「英雄的なクリア」 リバプールMF、大ピンチで見せた“ライン上決死プレー”に称賛
ボーンマス戦で2-1勝利のリバプール、MFミルナーのクリアに海外メディア注目
日本代表MF南野拓実が所属するリバプールは7日にプレミアリーグ第29節でボーンマスと本拠地で対戦。試合開始早々に先制を許すも、エジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネの“得点王コンビ”のゴールで逆転し、2-1で3試合ぶりの勝利を飾った。この一戦で危機を救った「英雄的なクリア」に称賛の声が集まっている。
リバプールは前半9分にイングランド代表FWカラム・ウィルソンのゴールで先制を許した。直近の公式戦4試合で3敗を喫するなどスランプに陥っているだけに不安が過ぎったが、すぐに立て直しに成功する。
同25分にマネのお膳立てからサラーが左足でネットを揺らして同点とすると、続く同33分にはマネがGKとの1対1を制して逆転に成功した。昨季揃ってプレミアリーグ得点王を獲得した両ストライカーが自慢の決定力を発揮した。
そしてこの両FWの活躍とともに見逃せないのが、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーの献身だ。2-1で迎えた後半16分にボーンマスに攻め込まれ、MFライアン・フレイザーが飛び出したGKアドリアンの頭上を抜くシュートを狙った。
この場面でミルナーはゴールを守るために猛ダッシュし、落ちてきたボールをライン上でクリア。ピンチを間一髪のプレーで防いでみせた。
その後、リバプールは1点のリードを守りきって公式戦3試合ぶりの勝利を手にした。チームに勝点3をもたらしたミルナーのプレーについて英メディア「GIVEMESPORT」は「ジェームズ・ミルナーの最高のクリアが2-1の勝利をリバプールにもたらした」との見出しで伝え、「英雄的なクリア」と絶賛した。
守護神のブラジル代表GKアリソンが負傷離脱し、この日も先制点を許すなど守備面での綻びが見え始めたリバプール。本職は中盤ながら、左サイドバックとして奮闘するミルナーがチームを救った。