モウリーニョ監督、スタンドへ突入した“激昂”トッテナムMFの処分望まず 「私が言えるのは…」
ノリッジ戦後にスタンドへ乗り込みファンと衝突も…指揮官は擁護
トッテナムのイングランド代表MFエリック・ダイアーは現地時間4日のFAカップ5回戦のノリッジ・シティ戦(1-1、PK2-3)でスタンドに乗り込み、家族を侮辱したファンと衝突した。これに関し、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督はクラブからの処分はないとの見解を示している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
ダイアーはこの試合で延長戦も含めて120分間フル出場。PK戦では1人目のキッカーとして成功させていた。そんなダイアーに対し、スタンドの一部ファンからは罵声が飛んだ。報道によれば、ダイアーの家族を侮辱するような暴言があり、それに激怒した同選手がスタンド乗り込んでファンと揉み合いに発展した。
警備員が介入して事なきを得たものの、感情を抑えられなかったダイアーにはイングランドサッカー協会からの処分の可能性も報じられている。その一方で、トッテナムを率いるモウリーニョ監督はクラブからの処分は望んでいないと語った。
「(ダイアーが処分されるかどうかについて)どのような答えになるかはわからない。私が言えることは、もしクラブがそうしても、それは私が望んだことではないということだ」
モウリーニョ監督は試合直後にも「エリックは我々プロフェッショナルとしては、やってはいけないことをしてしまったが、恐らく我々全員がそうする」とダイアーの肩を持つコメントを残していた。
ダイアーはマウリシオ・ポチェッティーノ前監督体制では出番が少なかったが、モウリーニョ監督は積極的にスタメン起用。信頼を置いている選手だけに、全面的に擁護に回っているようだ。
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