愛弟子アンリが物議醸すベンゲル采配をバッサリ! 「ストライカーは・・・」
チェルシー戦退場劇も仏代表FWジルーの交代に苦言
アーセナルのレジェンドの元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が24日の本拠地エミレーツ・スタジアムで行われたチェルシー戦でDFペア・メルテザッカー退場後のアーセン・ベンゲル監督の采配に疑問を呈している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」で語ったもの。
ガナーズの指揮官は、この試合の前半18分に運命の決断を強いられた。チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタの突破を、メルテザッカーが背後からタックル。一発レッドカードを受けたために数的不利に陥った。
ベンゲル監督は1トップのフランス代表FWオリビエ・ジルーを諦め途中交代を決断し、DFガブリエル・パウリスタを投入。司令塔のドイツ代表MFメスト・エジルを最前線に上げる決断を下していた。ジルーも悲痛な面持ちでピッチを去る他なかった。
イングランド代表FWセオ・ウォルコットとコスタリカ代表FWジョエル・キャンベルの両翼を残すことになったが、ベンゲル監督は「カウンターアタックに備えて縦のスピードを必要とした」と説明している。数的不利の影響でカウンターを武器とする韋駄天のウォルコットの速さを活かす方針に転換したことを強調した。
この判断に関して、アンリ氏は「キャンベルを交代させていれば、右にウォルコット、左にエジルがいたはずだった。そして、ジルーとウォルコットのいい関係を維持できた」と異論を唱えている。かつての恩師の苦渋の決断をバッサリ切り捨てた。
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