バルサ1年目のグリーズマンに「もう少し期待していた」 ユース時代の恩師が“本音”吐露
ソシエダで指導したコドロ氏がグリーズマンに期待「彼はもっと輝ける素質がある」
かつてレアル・ソシエダのユースで監督を務めた元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWメホ・コドロ氏が、当時の教え子でバルセロナの後輩でもあるフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンについて、「もう少し期待していた」と語っている。スペイン紙「AS」が報じた。
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2014年から5シーズンにわたってアトレティコ・マドリードで輝きを放ち続けたグリーズマンだが、昨夏にバルセロナに移籍して以降は、キャプテンであり絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを中心とするバルサの攻撃スタイルへの適応に苦しんでおり、思うような結果を残せていない。
現役時代はソシエダやバルセロナなどでプレーし、ソシエダのユースを率いていた際にはグリーズマンを指導していたコドロ氏は、スペインラジオ局「カデナ・セール」のインタビューで「彼には本当にもう少し期待していた。彼はもっと輝ける素質のある選手だし、なぜかは分からないが、アトレティコ・マドリードではもう少し頑張っていた」と述べ、こう続けている。
「バルセロナ(のサッカー)は常に複雑で、彼らのプレーの仕方は普通とは異なる。おそらく彼は、今も適応の段階にいるのだろう。すべてが悪いわけではないが、彼を知っている立場からすると、もっとやれると思う」
コドロ氏は、グリーズマンがバルセロナでの適応に苦しむ理由の一つは、アトレティコやソシエダ時代よりも自由な動きが制限されているからだと分析。「彼はアウトサイドでもインサイドでもプレーできるが、試合で多くの自由が必要な選手だ。客観的に見ると、とても簡単なこと。だがメッシが横にいると、すべてにおいてメッシが関わるので、その状況に適応しなければならない。彼(グリーズマン)は自由に動くことができても、メッシがいると物事を決めるのはメッシになる」と語っていた。
すでにシーズン終盤に差しかかっているが、今も“適応段階”にあるグリーズマン。完全にフィットし、恩師も納得するような輝きを放つことができれば、チームもタイトル獲得に近づくはずだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)