神童ウーデゴール、“憧れ”メッシ所属のバルサではなくレアルを選択した理由とは?
FIFA公認代理人のカールセン氏、ウーデゴールがメッシの動きを真似ていた過去を告白
ノルウェー出身の元サッカー選手で現在はFIFA公認代理人を務めるケント・カールセン氏が、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(現レアル・ソシエダ)がバルセロナではなく、レアル・マドリード入りを決断した理由を明かした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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ウーデゴールは2015年にレアルに加入。今季、期限付き移籍しているレアル・ソシエダで真価を発揮しているが、スペインに渡る際に異なる決断をしていたら、21歳の物語はまったく違っていただろう。
カールセン氏は、「バルサがラ・マシア(バルセロナの育成機関)に私たちを招待してくれたんだ。(アンドニ・)スビサレータと話をし、試合を観戦するようにカンプ・ノウにも招待してくれた。その試合はバルサとアヤックスの試合で、私たちには特別な夜になった」と、バルサがウーデゴールの獲得に動いていたことを明かした。
「バルセロナは素晴らしいクラブだった。でも、マルティンと彼は決断する前にいろいろなことを調べた。多くのクラブへ行き、最終的には異なるクラブを選んだんだ」
2015年当時、バルセロナは補強禁止処分を受けており、「バルサのウーデゴール獲得にマイナスに働いた」とカールセン氏は断言。「もし彼が条件を飲んでいたら、もう1年ノルウェーに留まる必要があった。バルサは2015年に補強ができなかったからね」と言葉を続けている。こうして、ウーデゴールは300万ユーロ(約3億6000万円)でレアルへ加入した。
「最終的なオファーは完璧なものだった。マルティンの未来をデザインしたんだ。彼はトップチームで練習をすることになっていた。それは良いプランだった。(ジネディーヌ・)ジダン監督は彼を成長させ、クラブ全体も素晴らしいプロジェクトを示した。最終的に彼は自分の本能に従ったんだ」
レアル入りを決断したウーデゴールだったが、彼が子どもの頃に憧れたのは、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシであり、そのプレーを真似ていたという。
「マルティンがメッシと並んでプレーする可能性もあった。子どもの頃から憧れていた選手だったからね。メッシのパス、ドリブル、試合の見方をコピーしようとしていた。彼がメッシとプレーすることを望んでいたかは分からない。それは私の知らないことだ。メッシは唯一無二の最高の存在だからね。ただ、マルティンのプレーには、彼がメッシから学ぼうとしたプロセスが表れているよ」
ウーデゴールは2020-21シーズンもレアル・ソシエダにレンタルで滞在する予定。だが、今季の活躍を受けて、来季中にもレアルへ復帰させるべきという声が増している。レアルとサインをしてから早5年。来季にはウーデゴールがレアルの一員としてメッシやバルサの前に立つ姿が見られるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)