イブラヒモビッチ、復帰半年でミラン退団か 「センセーショナルな別れへ」と伊紙報道
クラブの内紛に困惑…1年間の契約延長オプションを断る可能性
イタリア・セリエAの名門ACミランに復帰した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、クラブの内紛により「センセーショナルな別れ」へと進んでいるという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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イブラヒモビッチは前所属の米メジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルス・ギャラクシーとの契約が昨年いっぱいで満了になったことを受け、冬の移籍市場でミランに復帰した。シーズン前半戦で監督交代を行うなど苦戦していたミランで、イブラヒモビッチ加入後には平均勝ち点や得点数が一気に改善。半年契約だったが、付帯オプションの1年契約延長は確実だと目されていた。
しかし、そのミランを襲ったのが上層部の内紛だった。約1年前にアーセナルからやってきたイヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)と経営権を持つ米ファンド「エリオット・マネジメント」は、来季からの監督にラルフ・ラングニック氏を招聘しようと計画。一方で、技術部門の幹部でクラブOBの元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏と元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏は納得しておらず、派閥抗争の様相を呈した。
同紙ではラングニック氏が「あまりにも自由な」プレースタイルは好まず、38歳になっているイブラヒモビッチの年齢にも疑問を持つ人物だとしている。そのうえで、イブラヒモビッチ側もクラブの内紛に困惑し、自身の獲得に尽力したボバン氏とマルディーニ氏が解雇されそうな情勢を決して好意的には見ていないとも伝えている。
そして「センセーショナルな別れへつながる可能性は明らか」として、イブラヒモビッチ側が契約延長オプションに断りを入れて退団する可能性が高まったとしている。若手の見本としても存在感を発しているカリスマストライカーだが、ミランはわずか半年で再び手放す方向へと進んでいるようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)