ファン・ハールの呪縛から脱出のバルデスに新天地で苦難⁉ スタンダール同僚が獲得に疑問の声
正守護神ユベールがカップ戦決勝に牽引
GKは他のフィールドプレーヤーとは異なり、試合でピッチに立てるのは1人のみ。負傷などのアクシデント以外で、選手が代わることはまれな特殊なポジション。ドセヴィはすでにクラブには絶対的な守護神がいることを理由に、バルデス獲得に疑問を投げかけている。
「僕らにはギヨーム・ユベールという素晴らしいゴールキーパーがいる。彼はファンタスティックなキーパーだ。ギヨームは我々のゴールで輝かしいプレーを見せている。選手たちも彼に全幅の信頼を置いている。僕はそれが普通のことだと思う。僕らはギヨームのおかげでカップ戦の決勝まで勝ち進むチャンスを得た。彼を代える理由が、一体、どこにあるというんだ?」
ユベールは身長198センチを誇る22歳のベルギー人GK。公式戦出場が昨年5月24日のハル・シティ戦と、すでに8カ月以上のブランクがあるバルデスには、若く守護神とのポジション争いが待ち受ける。かつてはバルセロナでリーグ優勝6度、UEFAチャンピオンズリーグ3度優勝を経験した世界屈指の実力を持つが、まずは半年という短い期間で、実力を示し、仲間からの信頼を獲得することが先決のようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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