英代表監督、EUROに代表引退のヴァーディを招集? 負傷者続出で「ノーとは言わない」
ケインやラッシュフォードらエース級が続々と負傷…
イングランド代表は今夏の欧州選手権(EURO)を前に主軸FWのハリー・ケイン(トッテナム)、マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)など負傷者が続出している。不安が残るなかで、チームを率いるギャレス・サウスゲイト監督はすでに代表引退を発表しているFWジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ)の復帰プランも除外していないという。英公共放送局「BBC」が報じた。
不動のエースにして、キャプテンでもあるケインは1月にハムストリングの負傷で戦線離脱。3カ月と報じられ、復帰は4月頃と見込まれている。
一方、ラッシュフォードも1月末に背中の疲労骨折により、負傷者リスト入り。当初は6週間の離脱と伝えられていたが、その後に想定よりも重傷だったとマンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が明かしており、今季絶望の可能性も浮上していた。
ともにイングランド代表にとっては欠かせない貴重な戦力なだけに、サウスゲイト監督の頭痛の種となっている。指揮官は両選手の復帰を信じているものの、状況次第ではすでに2018年に代表引退を宣言しているヴァーディの電撃復帰プランも構想にあるという。
「もしも全員が負傷したままの最悪のケースとなれば、(ヴァーディ招集に)ノーとは言わないよ。なぜ除外しなければならないんだ? 私は誰に対してもドアを閉ざしていないと常に言ってきたはずだ」
33歳となったヴァーディだがその決定力は未だ健在。今季プレミアリーグでは25試合17ゴールを決め、アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンと並んで目下得点ランキングトップタイ。レスター不動のエースストライカーがEUROの舞台に立つ可能性はゼロではないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)