クロップ監督、直近4戦で3敗目も“前向き”姿勢を貫く 「我々はよくやっている」
FA杯チェルシー戦で敗れ、公式戦2連敗
リバプールは現地時間3日にFAカップ5回戦でチェルシーと対戦し、0-2で敗れた。直近の公式戦4試合で3敗目と急激に失速しているが、ユルゲン・クロップ監督は憂慮すべき事態だとは感じておらず、楽観的な姿勢を示している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
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プレミアリーグで18連勝、無敗記録44試合と快進撃を続けてきたリバプール。2月28日の第28節ワトフォード戦(0-3)でその記録が途絶え、これで公式戦2連敗となった。
2月18日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグのアトレチコ・マドリード戦(0-1)戦の敗戦も含め、直近の公式戦4試合で3敗目となった。
こうした状況だが、クロップ監督は冷静さを保っている。試合後の会見では、チームの状態が深刻化しているわけではないと主張した。
「2-0で負けたことは良くない。だが、今回の負けは説明するのが比較的簡単だ。我々はゴールの近くで大きなミスを2度犯した。今夜のパフォーマンスはワトフォード戦のパフォーマンスとは全く異なるものだ。ワトフォード戦は本当に悪かったが。今夜はそれほど悪くなかったよ」
過密日程への配慮もあり、チェルシー戦ではリーグ戦で出番の限られている日本代表FW南野拓実をスタメン起用するなど一部主力を温存。そうした中で見せたチームのパフォーマンスには一定の満足感を得ているようだ。
立て続けの敗戦とはいえ、長いシーズンのトータルで見ればわずか5敗しかしていない。クロップ監督は「我々は簡単なシーズンだと考えたことは一度もない。簡単な時期、簡単な試合があったと考えたこともない。常に難しいなかで、我々はよくやっている」と語り、チーム状態に不安がないことを強調した。
FAカップとリーグカップからはすでに敗退となったが、プレミアリーグでは2位マンチェスター・シティに勝点22差をつける独走状態。CL連覇の可能性も残っている。指揮官はそんなチームの勢いに陰りが見えたとは一切感じていないようだ。