PSG、ムバッペ&ネイマールの東京五輪派遣を“拒否”と海外報道 今夏の去就に影響か
超過密日程を懸念し、東京五輪への派遣を拒否
2020年7月に開幕する予定の東京オリンピック。現在は新型コロナウイルスの感染拡大によって開催に向けての対応に注目が集まっているが、開催されればビッグイベントとなるだろう。そのなかでサッカーもどの選手が出場するかで予想が出ており、東京五輪世代でナンバーワンであるビッグネームのフランス代表FWキリアン・ムバッペに対して、所属するパリ・サンジェルマン(PSG)が派遣拒否した模様だ。
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スペイン紙「AS」はフランス紙「レキップ」が伝えた情報として「ムバッペの東京五輪行きを阻止」とのタイトルで報道。このきっかけとなったのは現地時間3日に英紙「デイリー・メイル」が報じた東京五輪に臨むフランス代表のメンバーリストについてだ。いわゆる“ラージグループ”にあたる面々にはムバッペの名前が含まれており、五輪出場の可能性が出たとされていた。
しかし、これに対してPSGの反応は素早かった。ムバッペは日本で金メダルの道を目指したい意向を持っているとされるが、クラブ側はFIFA以外が主催する国際試合への招集を拒否することを確認したという。それはPSGで同僚であり、ブラジル代表のオーバーエージ候補であるFWネイマールについても同じ対応を取るのだという。
両者がもし東京五輪に出場するとなれば、今オフは超過密日程。ムバッペには欧州選手権(EURO)、ネイマールにはコパ・アメリカ(南米選手権)が控えているため、もし両方に出場となれば全く休暇期間のないまま2つの代表でプレーすることになり、PSGのプレシーズンに合流できない。また、五輪はリーグアン開幕と重なっているのもデメリットだ。
ただしPSGは現時点でムバッペとの契約延長に合意しておらず、今回の招集拒否が影響を及ぼす可能性もあると同紙は記している。今後の去就が注目される20歳の怪物。東京五輪が、移籍のきっかけになる可能性も秘めている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)