アーセナルMFの“皮肉リスタート”が話題 警告提示の“問題児”主審が矢面「なんでもあり」
過去に誤審で2部リーグ降格も経験しているディーン主審がまたしても“疑惑判定”
アーセナルのフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージは、現地時間2日に行われたFAカップ5回戦ポーツマス戦(2-0)で不運なイエローカードを受け、海外で反響が拡大している。
試合は前半アディショナルタイム、FWリース・ネルソンの低空クロスをギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスが右足ボレーで合わせてアーセナルが先制。後半6分には再びアーセナルが相手のサイドを崩し、最後はFWエディ・エンケティアが押し込んでリードを広げた。そのまま2-0で逃げ切り、ベスト8一番乗りを果たしたアーセナルだが、前半のあるワンシーンが注目を集めている。
前半35分、アーセナルのスペイン代表MFダニ・セバージョスが相手からファウルを受けて転倒。倒れ込みながら左足でボールを蹴り、ゲンドゥージはそのままプレーを続けようとしたがマイク・ディーン主審は再度リスタートを要求した。すると、ゲンドゥージは足もとにあったボールを拾い、やや大げさに頭の上まで持ち上げてからピッチに置いてパスを出したが、これに対してディーン主審がイエローカードを提示したのだ。
英メディア「Onefootball」は、「マテオ・ゲンドゥージが皮肉で滑稽なイエローカードを受ける」と見出しを打ち、このように主張している。
「審判に皮肉を言ってカードを提示された選手は見たことがある。でもフリーキックのために大げさにボールを置いた選手にイエローカードが提示されたことは? それは我々にとっては新しいシチュエーションだ。ただ、マイク・ディーンがレフェリーの場合、なんでもありだ」
ディーン主審は誤審が多いことで知られ、過去には懲戒処分で2部相当のチャンピオンシップに降格させられたこともある人物。試合中にゴールを喜ぶアクションをした疑惑もかけられるなど話題に事欠かず、記事では“なんでもあり”と記されている。
また、フランステレビ局「BFMスポーツ」も「ゲンドゥージの驚愕のイエローカード」と題し、「不運のジェスチャー。(主審の)マイク・ディーンはフリーキックをやり直すように命じた。ゲンドゥージはボールをつかみ、誇張してボールを置いた。これを皮肉と取ったマイク・ディーンは喜ばず、イエローカードを提示した」と伝えている。
イエローカードを受けたゲンドゥージはもとより、ディーン主審が各国メディアから注目を集める事態となっている。