ビジャレアルMF、悪質な“スパイク被害”の傷跡に海外注目 「ハードタックルの犠牲者」
スペイン代表MFカソルラはビルバオMFカパに削られて右脛に大きな傷を負う
ビジャレアルは現地時間1日、敵地でのリーガ・エスパニョーラ第26節アスレティック・ビルバオ戦に0-1で敗れた。試合内容以上に注目を集めているのが、スペイン代表MFサンティ・カソルラの悪質タックル被害だ。スパイクのポイントで傷を負った足の写真が拡散され、海外メディアも大きく報じている。
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中位同士が激突した一戦は膠着状態が続いたなか、後半11分にホームのビルバオがPKを決め、これが決勝点となって1-0で勝負が決した。
そのなかで話題となっているのが、0-0で迎えた前半42分の場面だ。ビジャレアルはボールをつなぎ、敵陣の左サイドにいたカソルラにボールが渡る。タッチライン際でビルバオMFアンデル・カパと対峙した35歳のベテランは、駆け引きをしながら右側にいた味方にパスを出したが、カパのアフタータックルが右足を直撃。スパイクのポイントが脛から足首付近にかけて引っかくように当たり、カソルラは苦悶の表情で倒れ、しばらく起き上がることができなかった。
タックルを見舞ったカパにはイエローカードが提示されたが、危険なプレーにビジャレアルの選手たちは納得できず、審判に説明を求めて詰め寄る場面も。その後、プレーを続けたカソルラも結局、後半22分にピッチを退いている。
スペイン紙「AS」公式ツイッターは、「これが審判もVARもレッドカードと判定しなかったカパのタックルを受けたカソルラの足だ」と綴り、脛付近に広範囲の傷を負ったカソルラの右足の画像を公開。ペルーメディア「depor.com」も「ビジャレアルの経験豊富なスペイン人MFは、アスレティック・クラブの選手によるハードタックルの犠牲者であり、クラブの怒りを引き起こした。カソルラは膝付近に罪深いタックルを受けた。しかし、審判はイエローカードだけを提示し、ビジャレアルの選手全員を怒らせた」と報じている。
大怪我になりかねないプレーでもあるだけに、ビジャレアルとしてはレッドカードが妥当だと主張していた。