オーナーを務めるインテル・マイアミの開幕戦での一幕に英紙が注目

　マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードで活躍した元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏は現在、米メジャーリーグサッカー（MLS）に今季から参戦しているインテル・マイアミのオーナーを務めている。現地時間1日にはインテル・マイアミの開幕戦を観戦。相手サポーターからチャントを送られた際、“粋”な対応を見せて話題となっている。

　インテル・マイアミは1日の開幕戦で昨季王者のロサンゼルスFCと対戦。前半44分にメキシコ代表FWカルロス・ベラに決勝ゴールを奪われ、惜しくも0-1の敗戦を喫している。

　自身が所有するクラブの記念すべき初陣を、もちろんベッカム氏も観戦。妻のヴィクトリア・ベッカム氏や息子たちとともに、バンク・オブ・カリフォルニアスタジアムを訪れた。

　ベッカム氏は試合開始のかなり前から来場し、インテル・マイアミ関係者用のエリアに着席。他に誰もいない状況で1人着席するベッカム氏を見たロサンゼルスのサポーターは、「You look lonely（寂しそうだな）」というチャントを送って挑発したが、これに対してベッカム氏は笑顔で対応。最後には投げキッスまで披露する“粋”な対応に、相手サポーターからも歓声が上がっていた。

　英紙「ザ・サン」はこのシーンを取り上げ、「マンチェスター・ユナイテッドの元スターは1人で座っているところにチャントを浴びせられたが、広い心で対応し、笑顔で肩をすくめた」と描写。その後にヴィクトリア氏を含めた複数の関係者やVIPたちが来場したことを伝えている。

　オーナーという立場でありながら、クラブで最も知名度のある人物でもあるベッカム氏。今後も好奇の視線に晒されることは多くなりそうだが、世界的スターらしい器の大きさで難なく対応していくはずだ。