バスク出身軍団ビルバオ、補強で議論勃発? アルゼンチン代表FWイグアイン獲得か
ルーツをバスク地方に持つイグアインの獲得は可能と見られるが…
アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは、ユベントスとの契約が今シーズンで満了を迎える。シーズン終了後には移籍金ゼロで移籍が可能となるが、意外なクラブが獲得に名乗り出るかもしれないと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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そのクラブとは、アスレティック・ビルバオだ。ビルバオはこれまで地元のバスク出身者のみで、チームを構成してきた。そのため、かつてレアル・マドリードでもプレーしたイグアインの獲得は彼らのルールを破る行動にも見える。しかし、イグアインの祖先は、もともとバスク地方に住んでおり、アルゼンチンに移り住んだという。
アルゼンチンとフランスの国籍を保有するイグアインは、フランスのブレストで生を受けたが、当時、彼の父であるジョージ・イグアイン氏は、DFとしてスタッド・ブレストで活躍していた。
過去にジョージ・イグアイン氏は、「私の祖父はバスクとフランスに起源がある」と、一家がバスクにルーツを持っていることを明かしている。そして、「私の父は、いつも私の祖父がバスクというのは、スペイン人でもフランス人でもなく、バスク人なんだと言っていたよ」と、教えられたことを明かした。
1912年以降、バスク生まれ、もしくはバスク育ちの選手のみでチームを構成する方針を貫いてきたビルバオ。その後、ラファ・アルコルタSD(スポーツディレクター)はイグアイン獲得の噂を否定したが、過去にはバスク地方出身のフランス代表DFビセンテ・リザラズがプレーした経緯もある。祖先がバスクに起源を持つイグアインが在籍できるかどうかは、議論を呼ぶことになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)