「コミカルに転倒」 シティDFの“スリップ失点”に英紙注目「ペップは怒りを隠し切れない」

マンチェスター・シティDFジョン・ストーンズ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティDFジョン・ストーンズ【写真:Getty Images】

シティがアストン・ビラを撃破し大会3連覇も… DFストーンズの転倒から失点「通称“ミスター転び屋”?」

 マンチェスター・シティは現地時間1日、カラバオカップ決勝でアストン・ビラと対戦。2-1で勝利し、大会3連覇を達成した。一方、失点を招くきっかけとなったイングランド代表DFジョン・ストーンズの転倒に英紙は「コミカルにピッチへ転倒した」と取り上げ、「なぜ彼が頼りにならないのかを思い出させた」と指摘している。

 試合は前半20分にアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが浮き球の折り返しを左足のボレーで突き刺し先制すると、同30分にはCKからスペイン代表MFロドリゴ・エルナンデスが頭で合わせて追加点を奪った。順調にリードを拡げたシティだったが、ストーンズのアクシデントから失点を喫してしまう。

 2-0で迎えた前半41分、相手のロングフィードに対し、ボールの落下地点に入ったストーンズが対応しようとするも、バランスを崩してスリップ。シティ守備陣はストーンズに処理を任せていたこともあり、一気に攻め込むスペースを与えてしまうと、右サイドからクロスを放り込まれ、ダイビングヘッドを叩き込まれた。

 1点差に詰め寄られることで余裕のない展開となりながらそのまま2-1で逃げ切ったものの、英紙「デイリー・ミラー」は、ストーンズが示した不安定なパフォーマンスに対し「ストーンズはペップに悪い印象を思い出させ、監督は怒りを隠し切れなかった」と見出しを打ち、ジョゼップ・グアルディオラ監督の怒りを買ったと指摘している。

「いまやストーンズは通称“ミスター転び屋”となったのか? この試合はシティに対し、辛抱強く待つだけの価値があったことを証明するチャンスだった。しかし、アストン・ビラのゴールに直結する失態で、なぜ彼が頼りにならないのかを思い出させた。一見危険はなかったが、ストーンズはコミカルにピッチへ転倒した」

 2016年にエバートンからシティに加入したストーンズは、足元のテクニックとフィード能力に定評があり、ペップがセンターバック(CB)に求める技巧派DFとして飛躍に期待が寄せられていたが、立て続くミスにより居場所を失くしていた。アストン・ビラ戦では再びアピールするチャンスが巡ってきたが、どうやら物にするには至らなかったようだ。

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