マンU“闘将”、スペイン代表GKの凡ミス失点を痛烈批判 「私ならリンチしてる」

元ユナイテッドMFロイ・キーン氏(左)とGKデ・ヘア【写真:Getty Images】
元ユナイテッドMFロイ・キーン氏(左)とGKデ・ヘア【写真:Getty Images】

ユナイテッドOBキーン氏、古巣GKデ・ヘアの痛恨失点プレーを酷評

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間1日のプレミアリーグ第28節でエバートンと対戦し、1-1で引き分けた。ユナイテッドで主将を務め、“闘将”として活躍した元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は古巣の試合を見て、試合開始わずか3分で先制点を許してたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを痛烈に批判している。英ラジオ局「talk SPORT」が報じた。

 味方のバックパスを受けたデ・ヘアは前半3分、前線にロングフィードを送ろうとするも、蹴ったボールはハイプレスを掛けた相手FWドミニク・キャルバート=ルーウィンが伸ばした右足を直撃。そのまま無人のゴールネットに吸い込まれてしまい、デ・ヘアも思わず沈痛な面持ちで天を仰いだ。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」で解説者を務めるキーン氏は、このデ・ヘアのエラーに「彼は時間をかけすぎ。何を待っていたと言うんだ? もし何か決断をするなら、少なくとも素早くするべきだろう」と述べ、「私ならハーフタイムに彼をリンチしている。キーパーだってミスをすると分かってはいるが、あれには言い訳できない」と酷評した。

 実際、デ・ヘアは2018-19シーズン以降、プレミアリーグで失点に直結するエラーを出した守護神ランキングで、ニューカッスルのスロバキア代表マルティン・ドゥブラフカ、アーセナルのドイツ代表ベルント・レノ、エバートンのイングランド代表ジョーダン・ピックフォードと並んで、最多7回という不名誉な記録を残している。

 デ・ヘアの痛恨のミスで先制点を失ったユナイテッドだったが、前半31分にポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが強烈なミドルシュートを叩き込み、試合は振り出しに。後半アディショナルタイムには、エバートンのアイスランド代表MFギルフィ・シグルドソンのシュートのこぼれ球をキャルバート=ルーウィンが拾ってシュート。DFに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれるも、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に救われる形でなんとか勝ち点1を得た。

 ユナイテッドOBのキーン氏にとっては、引き分けの内容とともに、守護神のプレーがとりわけ緩慢に映ったようだ。

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