フットボール界最後の長期政権 宿敵チェルシー指揮官も認めるベンゲル20年政権の偉大さとは
今季すでにプレミアでは5クラブで監督交代
今季のプレミアリーグでは、モウリーニョ氏やリバプールを率いたブレンダン・ロジャース前監督を含めて、シーズン中の監督交代が5人も出ている。ヒディンク監督は即効性を求め、監督の首をすげ替える現状に警鐘を鳴らしている。
「監督交代が常にいい影響を及ぼすとは限らない。しかしスタッフの交代が後のキャリアにいい影響を及ぼす可能性がある。だから、クラブには哲学と戦略が必要なんだ。もし、それを簡単に変えてしまったら? 毎年、もしくは半年ごとに監督を交代させてしまったら、クラブにとって様々な不確実性をもたらすことになる」
アーセナルはチェルシーにとってライバル関係にあるが、一貫した哲学を持つアーセナル、そして最後の長期政権を守る知将に対して、オランダ人指揮官は素直に敬意を表していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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