韓国・大邱で深刻な新型コロナの感染拡大 日本人MFも所属、大邱FCの状況は?
大邱FC関係者も悲痛「前に進めない状況がもどかしい」
心配なのは日本人選手の西だ。3月2日に自身の公式ツイッターで、大邱から日本への入国が禁止されたことを心配するファンの書き込みに対し、「大丈夫です」と答えているが、見通しの悪い状況に変わりはない。
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大邱FC関係者も「スポーツ朝鮮」の取材に対し、「開幕戦が延期され、リーグ再開もいつになるか分からない。現場でどのようなトレーニングをして、選手のコンディションを維持すべきか、心配な部分も多い。試合もないので、練習ばかりしてもいられない。前に進めない状況がもどかしい」と胸の内を語る。
今も大邱FCの選手やスタッフたちは、事態の推移を見守りながら、日々を過ごしているが、まだ時間はかかりそうだ。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
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金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。