ファン・ハール政権最大の被害者がマンU脱出! 元スペイン代表GKバルデスがスタンダール移籍合意

オランダ人指揮官からパワハラの日々

 バルデスはバルセロナと契約解除し、故障によるリハビリで無所属だった2015年1月に1年半契約でユナイテッドに加入。しかし、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが所属していたため、立場は第2GKだった。同年7月にはU-21チームでのプレーを拒否したとして、ルイス・ファン・ハール監督の怒りを買った。今季は背番号も与えられず、トップチームからロッカーも移動された。トップチームの活動時間中はクラブハウスの立ち入りを禁止されるなど、オランダ人指揮官からパワハラ紛いの冷遇を受けていた。

 スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が窮状を見かねて代表招集を真剣に検討したことを明かすなど、バルデスのユナイテッドでの今季はスペインで「氷漬け」と紹介されていた。元スペイン代表の実力者は初挑戦となるベルギーで、復活を果たし、フリーエージェントとなる来季に強豪との契約を取り付けることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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