レアル快勝のクラシコで“場外戦” 守備の要が舌戦「たとえ前半は悪かったとしても…」
ピケのレアル酷評に対しラモスは「すべてのクラシコで勝つためにプレーしてる」と反論
現地時間3月1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節で実現した伝統の一戦「エル・クラシコ」は、ホームのレアル・マドリードがバルセロナに2-0で勝利を収め、首位を奪還した。試合後に両チームの要であるDFジェラール・ピケとDFセルヒオ・ラモスによる“場外戦”も繰り広げられたようだ。
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試合は前半をスコアレスで折り返し、迎えた後半26分に均衡が破れた。レアルのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがドリブル突破からのシュートでドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア=シュテーゲンの守るゴールを破り、先制ゴールをマークした。
さらに、後半アディショナルタイムには今季リーグ戦初出場を果たしたドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスが値千金のゴールを奪い、2-0で完勝。“エル・ブランコ”がライバルとの直接対決を制して、首位に返り咲いた。
激しい伝統の一戦は、試合後にも激しい場外戦が繰り広げられたと英紙「デイリー・メール」が報じている。
敗れたバルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケは、「前半のレアル・マドリードのパフォーマンスは、僕がサンティアゴ・ベルナベウで対戦したなかでワーストだった」と対戦相手を酷評した。前半はバルセロナがボールポゼッションで優位に立っていたこともあり、自分たちに分があったと感じていたようだ。
これに対し、レアルのキャプテンであるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは「たとえ彼が言うように前半は悪かったとしても、俺はすべてのクラシコで勝つためにプレーしている」と反論。勝利のためには内容よりも結果にこだわる姿勢を示していた。
また、ラモスは前半にバルセロナにボールを持たせたのはゲームプラン通りだったとも明かしていた。通算244度目となるクラシコは、試合巧者ぶりを示したレアルに軍配が上がる結果となった。