マンチェスター・Uが破格の条件でアルゼンチン代表MFディマリア獲得へ 香川の去就問題も再燃か!?

 記事によると、ファンハール監督は1972年以来となるリーグ開幕戦敗北の屈辱を受け、ワールドクラスのタレント獲得を切望したという。エド•ウッドワード副会長に是が非でもディマリアを獲得してほしいと懇願した。移籍金は5000万ポンド(約85億円)と見込まれているが、マンチェスター・Uは5年契約で週給20万ポンド(約3400万円)を準備していると見られている。インセンティブも含めると、総年俸と移籍金合計で1億ポンドにも及ぶと見られる。

 この条件はマンチェスター・Uでも、主将のイングランド代表FWウェイン•ルーニー、オランダ代表FWロビン•ファンペルシーと同じ最高クラスの年俸になるという。ディマリアもマンチェスター・Uの潤沢な資金力を理解しており、オイルマネーで潤うパリ・サンジェルマンなどをしのぐ圧倒的な条件に驚きを家族に伝えたとされている。

 問題はレアルマドリードとのクラブ間交渉だ。昨季リーグ7位で終わったために今季欧州CL出場権を持たないマンチェスター・Uが、ディマリア争奪戦で他の強豪クラブに先んじるには、お金を積むしかないのが現状だと言われている。

 ファンハール監督は、ディマリア以外にもセンターバックとボランチの補強を要求している。スポルティング•リスボンのDFマルコス•ロホを獲得するために、交換条件としてポルトガル代表FWナニをレンタルで供出するとチームに申し出ているという。ナニ自身が乗り気ではないというが、人員整理はすでに始まっている。

 総額1億ポンドでのディマリア獲得時には、開幕戦で出場機会のなかったMF香川真司は確実に出場機会を減少させることになるだろう。その香川はギネス•インターナショナル•チャンピオンズカップ後に残留宣言をしているが、ディマリアの動向次第では獲得に乗り出しているアトレチコ・マドリードへの去就問題が再燃する可能性がありそうだ。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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