英紙報じる　ユナイテッド主義への忠誠を書簡で誓う

　昨年12月にチェルシーの監督を退任したジョゼ・モウリーニョ氏が、ルイス・ファン・ハール監督の後継者としての就任を熱望している。“スペシャル・ワン”を自任するポルトガル人指揮官はマンチェスター・ユナイテッドの首脳陣に対し、監督就任への熱い思いを綴った便箋6枚にも及ぶ書簡を送ったと、英地元紙「インデペンデント」が報じている。

　現在フリーの身となっているモウリーニョ氏の心の中には、就職先が存在するのかもしれない。現在ユナイテッドで指揮を執るのは、バルセロナ時代に監督とアシスタントコーチという関係で共に働いた師匠、ファン・ハール監督。しかし、オランダ人指揮官は23日のサウサンプトン戦に敗れ、暫定首位レスターとの勝ち点差が10まで広がったことから、再び解任危機に直面している。そしてスペシャル・ワンは、元上司の後釜の座を虎視眈々と狙っているようだ。

　2013年に勇退したアレックス・ファーガソン元監督は、自叙伝の中でモウリーニョ氏を自らの後継者としてマンチェスターに連れてくることを考えていたと明かしていた。当時はチェルシー復帰を臨んだポルトガル人指揮官だが、現在はユナイテッドへの愛情で溢れているようだ。