「受け入れがたい」 ファン・ダイク、失意の3失点完敗も無敗記録は「メディアのため」
ワトフォードに0-3で敗れ、今季初黒星
リバプールは現地時間2月29日に行われたプレミアリーグ第28節のワトフォード戦に0-3で敗れ、今季リーグ戦初黒星を喫した。守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは3失点での完封負けに対して「受け入れられない」と悔しさを露わにした。一方で、無敗記録ストップについては「メディアのためのもの」と無関心。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
前節までにプレミア記録となる18連勝を記録し、27試合で26勝1分と圧倒的な強さを示してきたリバプール。リーグ記録の更新にも期待が寄せられた敵地のワトフォード戦だったが、後半だけで3点を献上。19位に沈む“格下”相手にプレミアリーグでは今季初めて無得点に終わり、0-3と完敗を喫した。
ファン・ダイクは「スカイ・スポーツ」の試合後インタビューで勝利に値するゲームをしたと対戦相手のワトフォードに賛辞を送っている。
「まずはワトフォードを称賛したい。彼らは勝利に値した。彼らはプランを貫いた。非常に多くのチャンスを作ったとは思わないが、それでも3点を決めた。僕らは自分たちを見つめ直し、さらに向上しなければならない。受け入れるのは難しい」
守備の要としてプレーするファン・ダイク。それだけに「0-3での敗戦は受け入れられるものではない。」と悔しさを露わにしている。
この結果、今季の無敗優勝の可能性が消滅したのに加え、昨季から続いていた通算無敗記録は44(39勝5分)でストップ。アーセナルが保持していた49試合無敗には手が届かなかった。
目の前の試合に敗れたことを受け入れがたいと語ったファン・ダイクだが、その一方で「記録はメディアのためのものだよ。僕らが言及したことはない」と記録については関心がないと主張。次の試合でも勝利を目指すだけとすでに気持ちを切り替えていた。