「あの若さで…」 大久保嘉人も称賛、“後輩”久保建英がスペインで見せる“凄さ”とは?
守備に追われる下位クラブの宿命 「本人もちょっともどかしいんだろうなと…」
「マジョルカが(久保の能力を)生かしきれていないですよね。弱いから、やっぱり守備に追われる時間が長い。それでも建英が試合途中から出たりしたら、ガラッとチームのサッカーが変わる。建英にボールさえ入れば打開できるのは明らかで、だからこそ、本人もちょっともどかしいんだろうなと、見ていて思いますよ」
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スペイン1部の下位クラブで戦う難しさは、大久保自身がよく分かっている。それを身をもって知るからこそ、18歳で苦しみながらもインパクトを残す久保への賛辞を惜しまない。
「あれだけ技術的な上手さがあり、ドリブルも凄くて局面を打開できる。何より自分の頭でしっかり考えながらプレーできているのが、あの若さで凄いと思いますよ。メンタル的にも強いし、どんな時でも“自分”を持っている。それがプレーに自信をもたらしているんだと思います」
自らのプレースタイルを崩さず、類稀な才能をスペインでも発揮する久保に可能性を見出す大久保は、「周りが上手いチームでこそ、建英は生きる」と断言。保有元であるレアル・マドリードへのレンタル復帰を含めて、来季のステップアップに期待を寄せる。
だからこそ、今季の久保に要求したいのは「とにかくチームを残留させる」こと。欧州トップレベルでは、何よりも“結果”が求められることを知る大久保だからこそ、久保がシーズン終盤戦で残留争いを演じるマジョルカの“救世主”となることを願っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部・谷沢直也 / Naoya Tanizawa)
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