今季2度目の先発落ちで無念の不発 マインツ武藤「言い訳にはできない」

限られた出場時間で「難しさはあったが…」

 20分程度と見せ場は限られていた。「難しさもありましたけど、代表でもマインツでも、こういうことは起こると思うので、言い訳にはできないかなと思います」と自らに厳しく課題を突きつけた。

 チームは後半戦初戦を落とし、自身もベンチスタートとなったが、約1ヵ月間のウィンターブレイクを経て調子は上向きだという。前半戦だけで7得点を挙げ、日本人選手の1年目の成績としては2010-11シーズンのMF香川真司(ドルトムント)の8点にあと1点と迫るハイペースで得点を重ねている。

「相手もケアをしてくると思いますし、自分がどういう選手かというのも分かってやってくると思うので、そこで相手の裏をかいたり、それを逆手に取ったりして自分らしさを出していけたらと思います」

 ドルトムント移籍も噂されるMFユヌス・マリと並ぶチームの得点源なだけに、後半戦はマークが厳しくなることは避けられない。中心選手としての自覚も芽生え、ブンデス挑戦1年目から充実の時を過ごす武藤は、厳しい環境を乗り越え、さらなる成長を誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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