サッカーの神様ジーコ、「日本でマスク着用写真」に母国注目 「ブラジルのアイドルが…」
新型コロナウイルスの影響を受けて、鹿島TDのジーコ氏がSNSで現状報告
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るうなか、「サッカーの神様」と呼ばれ、現在鹿島アントラーズでテクニカルディレクター(TD)を務めるジーコ氏の珍しい姿が注目を集めているようだ。母国ブラジルメディアは「ジーコがマスク着用写真を投稿」と報じている。
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中国・武漢を中心に拡大の一途をたどる新型コロナウイルスの影響を受けて、Jリーグは2月28日から3月15日に開催予定だったJ1・J2リーグ(第2~4節)、ルヴァンカップ(グループステージ第2~3節)の計94試合の開催延期を発表した。
日本の動向に世界が注目を寄せるなか、母国ブラジルで英雄的人気を誇るジーコ氏の投稿が話題となっている。26日にインスタグラムを更新したジーコ氏は、「何が起きているのかを明確にするために、今後2週間の重要性について話し合った」と報告した。
また、Jリーグなどが延期となっている状況を記しつつ、メガネとマスクを着用した1枚の写真をアップ。「すべての従業員がマスクを着用し、手を洗ってアルコール消毒し、サインや写真など多くの人が集まる場所を避けている。パニックではないが、世界中で起こっていることの重要性を認識している」と綴っている。
ブラジルメディア「Folha Vitoria」は「日本では、ジーコがマスク着用写真を投稿」と反応し、母国の英雄が見せたマスク姿をすぐさま伝えた。また米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版は「ブラジルのサッカー史上最大のアイドルの1人であるジーコが、新型コロナウイルスによる日本の状況についてSNSで語った」と報じている。
ブラジルでも男性の感染者が確認され、拡大が懸念されているなか、ジーコ氏の“マスク姿”を受けて危機感が一層強まっているようだ。