神戸イニエスタ、“5人包囲網”を打ち破る絶妙スキルにスペイン感嘆 「再び大空翼に」
卓越したボールキープと回転スキルで横浜FCのマーカーたちを次々と翻弄
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、23日に行われたJ1リーグ開幕節・横浜FC戦(1-1)で相手選手を手玉に取るドリブルテクニックを披露。母国スペインでも日本の人気漫画「キャプテン翼」を引き合いに出し、「再び大空翼に」と称賛するなど、反響は拡大している。
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ホームで“昇格組”の横浜FCを迎えた開幕戦は、前半24分に先制される苦しい展開。後半29分にFW古橋亨梧が同点弾を決め、勝ち点1の痛み分けに終わったなか、イニエスタはテクニックで格の違いを見せつけた。
後半38分、敵陣でボールを受けたイニエスタは巧みなステップでDFマギーニョ、MF瀬古樹、元日本代表FW皆川佑介を次々と翻弄。その後ゴールライン際でボールを残し、一回転する秀逸な切り返しを見せるとともに、瞬間的に元日本代表DF伊野波雅彦、MF手塚康平まで含めた5人に囲まれるなかでラストパスを供給した。
スペイン紙「AS」は、「イニエスタが再びオリベル・アトム(スペイン語版の大空翼)に:敵陣で相手5人のなか、隙を突く妙技」と動画付きで紹介。「アンドレス・イニエスタはすべての試合で我々を驚かせて続けている。このプレーがゴールで終わっていたら、歴史に残っていただろう」と称賛するとともに、最終的に得点につながらなかったことを惜しんだ。
Jリーグは猛威を振るう新型コロナウィルスの影響を受け、2月28日から3月15日に開催予定だったJ1・J2リーグ(第2~4節)ならびにルヴァンカップ(グループステージ第2~3節)の計94試合の開催延期が決定。3月18日からの再開に向けて準備を進めると発表されており、一日も早く事態が収束し、イニエスタらのスーパープレーをスタジアムで観られることが望まれる。