セリエA上位対決、新型コロナで“無観客”措置へ チケット代払い戻しで経済的余波

コロナウイルスの影響で無観客試合となるユベントス対インテル【写真:Getty Images】
コロナウイルスの影響で無観客試合となるユベントス対インテル【写真:Getty Images】

週末の5試合が無観客試合へ、ユベントス対インテルの上位対決も対象に

 新型コロナウィルスの感染拡大でJリーグは3月15日までの公式戦開催の延期が発表されたが、欧州ではイタリアが最も感染拡大の様相を呈し、サッカー界も大きな影響を受けている。セリエAの上位対決もまた、現時点では無観客試合での実施予定とイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 イタリアでは北部のミラノを主要都市とするロンバルディア州と、ベネチアを主要とするべネト州での新型コロナウィルス感染者が発見されたことを受け、先週末のゲームは4試合が延期になった。一方で観戦者の拡大は続いており、現在はフィレンツェや、アタランタのホームタウンであるベルガモからシチリア島への旅行者の観戦も確認。現地の24日時点で、国内229人の観戦が確認されたとしている。

 それを受けて、イタリアでは今週末の試合について5試合が無観客試合、日本代表DF冨安健洋が所属のボローニャの敵地ラツィオ戦を含む4試合が通常開催、日本代表DF吉田麻也が所属のサンプドリアがホームにベローナを迎え撃つ試合は、3月2日の月曜開催ということで判断が先送りされたとしている。また、その通常開催4試合でも感染者が確認された州に本拠地を構えるボローニャ、トリノ、アタランタの3クラブについてはアウェーサポーターの観戦禁止措置が取られるとした。

 その無観客試合に含まれるのが、上位対決となる首位ユベントスがホームに3位インテルを迎える“イタリア・ダービー”になった。記事によると、ユベントスは昨季のインテル戦で300万ユーロ(約3億6000万円)の入場料収入を得ているが、これに近いチケット料金が払い戻しを余儀なくされることになる見通しで、経済的にも大きな影響を及ぼすとしている。

 また、イタリアでは通常セリエAは衛星放送局またはDAZNによる有料放送になっているが、スタジアム観戦が不可能になった事態を鑑みて無料放送も検討されているという。

 今季はシーズン終了後に欧州選手権が開催されるため、各国は5月24日までに国内の公式戦を終えなければならない。そのため、残り約3カ月の日程消化という観点からも無観客試合が増加していくことになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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