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中国人初のスペイン挑戦はわずか半年で終了 ザック就任の北京国安に復帰へ
スポンサーの意向での獲得と言われたチャン 指揮官の信頼を得られず
今季ラージョ・バジェカーノに加入し、中国人初のリーガ・エスパニョーラ出場を果たした中国代表DFチャン・チェンドンが、1年待たずしてクラブを離れることが濃厚となった。スペイン地元紙「アス」が報じている。
チャンは昨夏に北京国安からラージョに移籍。しかし、獲得の際にはチームを率いるパコ・ヘメス監督が「スポンサーの意向を押し付けられた」と、中国企業「銭宝(Qbao.com)」の存在が獲得に影響を及ぼし、望みどおりの補強ではなかったと激怒するなど大きな波紋を呼んでいた。
チャンは結局、十分な出場機会を得ることはできなかった。2015年12月30日のアトレチコ・マドリード戦に途中出場してリーガデビューを飾ったが、今季のリーグ戦20試合で出場したのはこの試合のわずか8分間のみ。国王杯には3試合に出場しているものの、本人は出場機会を求めて移籍を決断したようだ。新天地は2013年から15年までの3シーズンに渡ってプレーした母国の北京国安が濃厚となっている。同クラブは先日、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏の就任を発表したばかり。
すでにクラブ関係者には別れを告げており、24日には交渉のため中国へ戻る予定だという。中国人初のスペイン挑戦は、志半ばで終わりを告げることになった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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