退場の柴崎岳、指揮官が1枚目の警告に疑問符 地元メディア「最も議論呼ぶイエローカード」
バスケス監督、主審の判定基準を問題視 「誰か私に教えてほしい」
デポルティボの日本代表MF柴崎岳は、現地時間23日に行われたスペイン2部リーグ第29節のサラゴサ戦に先発出場したが、1-2で迎えた後半15分に2枚目のイエローカードを受けて退場となった。数的不利に陥ったチームは、その後さらに1点を失い1-3と敗戦。デポルティボの専門メディア「riazor.org」によれば、チームを率いるフェルナンド・バスケス監督は試合後、審判の判定基準に疑問を呈したという。
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リーグ8戦無敗(7勝1分)で敵地サラゴサ戦に臨んだデポルティボ。柴崎がスタメンに名を連ねた一方、サラゴサMF香川真司はベンチを温め、“日本人対決”は実現しなかった。
試合は昇格争いを演じるサラゴサが前半6分に先制するも、同12分にはデポルティボがすかさず同点に追いつく。そして同22分、柴崎が「ボールを巡る攻防で無謀な形で相手選手を倒した」との理由で、ホセ・アントニオ・ロペス・トカ主審から1枚目の警告を受けた。
その後1点を失い、1-2とリードされて迎えた後半15分、柴崎にとって悔やまれる瞬間が訪れる。「ボールを巡る攻防で相手を倒し大きなチャンスを妨害した」との理由で2枚目のイエローカードを提示され、退場となった。
この2つの警告シーンについて「riazor.org」は、前半22分の1枚目の警告が「デポルティボファン、そしてフェルナンド・バスケス監督にとって最も議論を呼ぶイエローカードになった」と指摘。そのうえで試合後に指揮官が、この場面について言及したコメントを紹介している。
「監督として(ルールブックの)記述を調べたが、たぶん観客はどういった時にカードが出るのか、別の時には出ないのかといったことが全く分かっていないと思う。審判を批判しているのではないが、ガクのプレーがイエローで、(サラゴサの)アレックスのタックルがそうじゃないというのはあり得ない。プレーを見れば……大きなチャンスだと言っているが、どれがカードで、どれがそうではないというのを誰か私に教えてほしい。なぜイエローカードなのか聞くことで、十分な議論になるだろう」
柴崎に提示された1枚目の警告に、納得がいかない様子のバスケス監督。チームにとっても、柴崎本人にとっても悔しい敗戦となったのは間違いないが、指揮官の言葉はそれだけ日本代表MFが、現在のデポルティボにとって不可欠な存在となっていることの裏返しと言えるのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)