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引く手あまたの「ミランの至宝」 3億円のレンタル料でローマ移籍合意か
首都クラブが、買い取りオプション付きでエル・シャラウィ獲得へ
かつて「ACミランの至宝」と呼ばれたスピードスターは、ローマにその活躍の舞台を移すことになりそうだ。衛星放送局「スカイ・スポーツ」が、FWステファン・エル・シャラウィについて期限付き移籍後の完全移籍オプション付きでクラブ間合意したと報じている。
エル・シャラウィは今季の開幕前、ミランからモナコに25試合の公式戦出場で買い取り義務が発生する期限付き移籍をしていた。しかし、24試合に出場した時点でモナコが買い取りに難色。シーズンの残り試合で起用しない方針を明らかにして“返品”を迫ったため、ミランは次なる買い手を探していた。
国内ではユベントス、ローマ、フィオレンティーナ、ジェノア、さらにドイツからもドルトムントやヴォルフスブルクが新天地候補に浮上していたが、ローマとの交渉がまとまる寸前だという。クラブ間では、200万ユーロ(約2億7000万円)のレンタル料に、1300万ユーロ(約18億円)での完全移籍オプションでクラブ間合意に至ったとレポートされている。
ローマはFWジェルビーニョに中国移籍の可能性が浮上しているため、スピードのあるアタッカー獲得はその穴を埋めるものになる。
現地時間の23日もしくは24日には交渉がまとまりそうだと報じられ、この週末で決定的なものとなりそうだ。エジプトの血を引き“ファラオーネ”の愛称で知られるエル・シャラウィは、首都ローマでその才能を発揮することができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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