2010年代の「魔法FK弾トップ10」をブンデス公式選出 1位は…40m超“無回転ブレ球弾”

(左から)プラッテンハルト、オーバメヤン、チャルハノール、リベリー、アラバ【写真:Getty Images】
(左から)プラッテンハルト、オーバメヤン、チャルハノール、リベリー、アラバ【写真:Getty Images】

過去10年の超絶FK弾をプレーバック 1位はチャルハノールが決めた伝説の一撃

 ブンデスリーガ公式YouTubeチャンネルは、昨年末から2010年代を振り返る数々の動画を公開してきた。そして今回、現地時間23日に新たに投稿されたのが、2010年代の「FK弾トップ10」を選出したもの。「10年間で最高のフリーキックの魔法を楽しんで」との一文が添えられた映像では目の覚めるようなFK弾が並んでいるが、1位に選ばれたのはやはり観る者を驚愕させた40m超“無回転ブレ球弾”だった。

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 5分9秒に収められた映像では、2010年から19年までの10年間で生まれた数あるFK弾のなかから、距離やスピード、コースなどで突出したものがセレクトされている。

 7位に入ったのは13-14シーズンにバイエルン・ミュンヘンでプレーしていた元フランス代表MFフランク・リベリー(現フィオレンティーナ)の一撃で、壁のわずかな隙間をすり抜けて上昇する弾丸シュートをゴール右上隅に突き刺した。6位も同じくバイエルンで、14-15シーズンにオーストリア代表DFダビド・アラバが約25メートルの距離から弾丸シュートを叩き込んだもの。そしてここから、25メートル以上のロングレンジから豪快に決めた一撃が並んでいく。

 4位に入ったヘルタ・ベルリンのドイツ代表DFマルヴィン・プラッテンハルトは、25メートル以上の距離からここしかないというコースに、高速カーブで突き刺している。また3位のフランクフルト時代のブラジル人FWルーカス・ピアソン(現キエーボ)が30メートルに近い距離から叩き込んだのはドライブ気味のシュートで、ゴール右上隅に突き刺さる弾道を相手GKは一歩も動けずに見送るしかなかった。

 スーパーゴールばかりが並ぶなか、見事に1位に輝いたのは、トルコ代表MFハカン・チャルハノール(現ACミラン)が、ハンブルガーSV時代の13-14シーズンに決めた伝説の一撃だ。第22節ドルトムント戦(3-0)、敵陣のセンターサークル付近でFKを得ると、ゴールまで40メートル以上の距離があったため、守備側のドルトムントは壁を作らなかった。するとチャルハノールは長い助走から迷うことなく右足を一閃。無回転のボールは相手GKの直前で大きくブレて、ゴール左にダイレクトで突き刺さった。

 2020年代に突入したブンデスリーガでは、果たしてどんなスーパーゴールが生まれるのか。2010年代から多くの日本人選手が継続して活躍しているだけに、歴史に名を刻むようなセンセーショナルな一撃が生まれることにも期待したい。

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