元G大阪FWファン・ウィジョ、フランスでの“成長”に韓国注目 「教科書的なヘディング」

韓国代表FWファン・ウィジョ【写真:Getty Images】
韓国代表FWファン・ウィジョ【写真:Getty Images】

現地時間23日のPSG戦で先制弾を記録 ヘディングでのゴールが増加中

 フランス1部ボルドーは現地時間23日、敵地でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦し、3-4で敗れた。壮絶な打ち合いとなったなか、ボルドーの韓国代表FWファン・ウィジョはヘディングで先制点を記録。韓国メディアは「教科書的なヘディングゴール」と称賛し、その成長に注目している。

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 ファン・ウィジョは2017年にガンバ大阪に加入し、2018シーズンにはJ1で27試合16ゴールをマーク。Jリーグベストイレブンに輝くなど高い評価を得て、昨夏にボルドー移籍を果たした。第3節ディジョン戦では鮮烈なミドルシュートを決め、移籍後初ゴール。今回のPSG戦前の時点で、21試合5ゴールを記録していた。

 そして、フランスで絶対的な王者として君臨するPSGとのアウェー戦で、ファン・ウィジョはいきなり輝きを放つ。前半18分、右サイドからのCKをエリア中央で待ち構えると、背後からDFのチャージを受けながらも力強いヘディングシュートを見せ、見事にネットを揺らしてみせた。

 その後、試合は互いに点を取り合う展開となり、最終的に4得点を挙げたPSGに軍配が上がった。ただ、首位を走る王者に対して、ボルドーは勇敢な戦いぶりを見せ、終盤にはハードマークに苛立ったPSGのブラジル代表FWネイマールが退場処分を受けるに至っている。

 この試合でのファン・ウィジョの一撃を、韓国の総合ニュースサイト「ニュース1」は「激しい当たりを耐え抜くファン・ウィジョ…クロスを相次いでヘディングで叩き込む」と見出しを打って特集。「教科書的なヘディングゴール」と称賛したうえで、現地時間5日のブレスト戦(1-1)、同15日のディジョン戦(2-2)でもヘディングから得点を挙げていることに触れ、次のように“成長”に言及している。

「優れたストライカーであるファン・ウィジョだが、惜しい点はヘディングだ。足での得点に比べて、ヘディングでの得点は少なく、特にボックス内での競り合いを制して決めたヘディングは記憶に多くなかった。だからこそ、フランス移籍後にヘディングシュートが増加している点は嬉しいことだ」

 また、韓国代表のエースであるトッテナムFWソン・フンミンが負傷により長期離脱となったこともあり、同メディアは「(韓国代表の)パウロ・ベント監督にとっても嬉しいニュース」としている。G大阪から巣立ち、今も成長を続けるファン・ウィジョ。代表を牽引する存在として、さらなる期待を集める存在になっているようだ。

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