「誰にも負けない」 J1最多タイ出場の遠藤保仁、自身が認める唯一無二の“才能”は?
遠藤が語る「誰にも負けない」こと 「誰にも分からないですけど…」
「ゲーム中、常に周りを確認してというのは昔より増えたと思いますし、それはやらないとダメだと思うので、状況確認する作業は増えたと思います。できれば全員のポジションを確認したいと思っているので、首を振るようにはしていますし、もちろん状況は常に一緒ではないので、ミスする時もありますけど、できる限りそういう状況を保ちながらプレーしたい」
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出番が途中出場となる時も、もちろんある。スタートからピッチに立てない悔しさを押し殺して、まずはイメージする。すべてのことをプラスに捉え、後ろは振り返らない。
「見られるんでね、ベンチで。ある程度『こうなったらこうなるだろうな』という予想を立てながらピッチに入っていけるので、それをベンチにいる選手と話すことで少しずつ意見もあって、動きも変わってくるかもしれない。最初から入るよりもちろん見やすくなるので、ただ単に見るというのではなく『こういう時にはこうしたほうがいいんじゃないかな』というふうに思いながら見てます」
試合出場へ貪欲な姿勢があるからこそ、1試合1試合を積み重ね、J1最多タイの631試合へと到達した。昨年8月2日、J1第21節ヴィッセル神戸戦では、遠藤自身が「ものすごく価値がある」という公式戦1000試合を達成。それは誰にも負けないと思っていることがあったからだ。
「頭ですかね。誰にも分からないですけど。頭で考えてプレーするということは、思って考えてきたので誰にも負けないかな。途中から入っても最初から出ても何かしら変化はつけたいなと思っていますし、チームが上手くいっていない状況からいい状況に持っていくのは面白いところの一つでもあるので、そういう時に体が勝手に動くのは一番いいと思いますけど、頭でしっかり考えて、という試合が増えていけばいいかなと思っています」