「極度の予防策」 神戸、新型コロナの“徹底対策”に海外メディア注目「韓国訪問が影響」

ノエビアスタジアム神戸のスタンド【写真:Noriko NAGANO】
ノエビアスタジアム神戸のスタンド【写真:Noriko NAGANO】

神戸はホーム開幕戦で横浜FCに1-1ドロー 試合では応援を規制する予防策が導入

 ヴィッセル神戸は23日、J1リーグ開幕戦で横浜FCと対戦し、ホームで1-1と引き分けた。海外メディアは神戸が試合に向けて実施した“徹底対策”に注目している。

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 神戸は今季公式戦の初陣となった8日の富士ゼロックス・スーパーカップで、昨季J1王者の横浜F・マリノスをPK戦の末に撃破すると、12日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1節でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に5-1、19日の第2節で水原三星(韓国)に1-0で勝利し、公式戦3連勝を飾っていた。

 そんななか、神戸は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本拠地のノエビアスタジアム神戸で開催されるJ1開幕戦前日の22日に、予防策としてチャントや肩組みなどの接触行為、応援道具の持ち込みなどを禁止する声明を発表した。普段とは異なる雰囲気で迎えた一戦は前半24分に先制された後、後半29分にFW古橋亨梧が同点弾を決め、怒涛の猛攻を仕掛けるも勝ち越しゴールを奪えず、1-1のドローに終わった。

 開幕戦を白星スタートで飾ることができなかった神戸だが、海外メディアは新型コロナウイルス対策に注目。スペイン紙「マルカ」は「イニエスタ所属の神戸がファンを“沈黙”させる」と見出しを打ち、「日本は新型コロナウイルスの拡散を回避するために強化対策を施しているが、Jリーグでも例外ではない」と取り上げている。また、ポルトガルメディア「Notícias ao Minuto」は「極度の予防策」と表現している。

 米スポーツ専門局「ESPN」は、「この神戸の動きは、週半ばにACLのための韓国訪問が影響している」と綴り、感染者が急増している韓国で試合を行ったことも応援規制の判断材料の一つになったと推測している。新型コロナウイルスの猛威は依然として続いているため、今後も徹底した予防策が継続されることになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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