マジョルカ久保、ベティスファンを静まり返らせた一撃に称賛 「信念の強さがあった」
6試合ぶりのスタメン出場で奮起 同点ゴールを含む1得点1アシストの活躍
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第25節ベティス戦(3-3)で1得点1アシストを挙げ、チームの勝ち点1獲得に貢献した。リーガ2点目のゴールに、スペインメディアも「力強さより信念の強さがあった」と称えている。
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1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、リーグ戦でのスタメン落ちが続いていた久保は、ベティス戦で6試合ぶりに先発復帰。前半から好パフォーマンスを見せると、先制点につながるシュートを放っただけでなく、チーム2点目のアシストも記録した。
前半を2-2で終えたマジョルカだが、後半開始早々に勝ち越しゴールを奪われ、そこからは苦しい展開に。しかし、久保が同25分にチームを救う。前線での守備からFWアンテ・ブディミルがボールを奪うと、ボールは久保の足もとへ。対峙したアルジェリア代表DFアイサ・マンディを突破し、カバーに入ったDFアレックス・モレノも細かなステップで翻弄。最後は右足を振り抜くと、相手GKジョエル・ロブレスの手を弾くグラウンダーのシュートをネットに突き刺した。
スペイン紙「マルカ」は、選手採点(星3つが満点)で久保に星2つをつけ、「力強さより信念の強さがあったクボのシュートを、(ベティスGKの)ジョエルは止められなかった」と言及。スペイン紙「AS」は、「クボが4万7231人を静まり返らせたシーン」と見出しを打ち、「ベティスは3-2となったところで勝利のイメージができていたが、得点するまで蛇行していった日本人選手のプレーまでは計算に入れていなかった」と、ベティスと地元ファンの前に立ちはだかったことを伝えている。
マジョルカ公式サイトによれば、久保は試合後、引き分けを及第点と捉えるコメントを残したという。
「僕らは満足してビジャマリン(ベティスの本拠地)を去る。これ以上を求めることはできない。相手は長い間、僕らを上回っていたけど、僕らはカウンターでダメージを与えることができた。先発したこととゴールを喜んでいるけど、大事なのはアウェーで勝ち点3を取ることで、それを成し遂げるために練習していく」
マジョルカの1部残留に向けて、久保自身もパフォーマンスをさらに上げていきたいところだ。