延長戦で怒涛の3ゴール! 日本が120分の死闘の末にイランを破り、リオ五輪出場に王手

延長後半には中島が鮮烈な2ゴール!

 イランはここで3バックシステムに変更。攻撃的な姿勢を打ち出し、同点ゴールを狙いにきた。同14分にはゴール前のワンツーパスで抜け出されかかったが、GK櫛引が素早く飛び出して事なきを得た。さらに終了間際にもMFセイエド・モフセン・カリミと1対1になるピンチを迎えたがGK櫛引がセーブ。1-0のまま延長前半を終えた。

 そして、延長後半4分、日本に貴重な追加点が生まれた。左サイドでボールを持った中島は、ペナルティエリア角の位置から狙い澄ましてファーサイドを狙ったミドルシュート。これが相手GKの頭を越えてゴールに吸い込まれ、2-0とリードを広げた。さらに1分後、中島は2点目と同じような位置からドリブルで中央へ持ち出すと、今度はニアサイドを狙って強烈なミドルシュート。クロスバーに当たったボールはゴールの中に落ち、3-0とリードを広げた。

 残り時間もそのまま無失点で進め、このまま3-0で試合終了。90分間の戦いではかなりの苦戦となった日本だが、ターンオーバーで選手をローテーションした貯金が、延長戦での戦いに生きた形で難関の準々決勝を突破した。

 準決勝は中3日で26日に、中2日で臨むことになるイラクとUAEの勝者と顔を合わせる。この試合に勝利すれば、その時点でリオ五輪本大会出場が決定。敗れても3位決定戦に可能性を持ち越すことになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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