「素晴らしい個人技」 久保建英、今季2点目で見せた「偉大なスキルとバランス」を英称賛
ベティス戦で今季2点目を含む3得点を演出し、敵地での3-3ドローに貢献
スペイン1部マジョルカは現地時間21日、リーガ・エスパニョーラ第25節で12位のベティスと対戦。日本代表MF久保建英は後半25分に今季2点目となる同点弾を記録し、敵地での3-3ドローに貢献した。この活躍に、英メディアも「素晴らしい個人技ゴール」と称賛している。
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1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、リーグ戦でのスタメン落ちが続いていた久保は、ベティス戦で先発に復帰。前半から好パフォーマンスを見せると、先制点につながるシュートを放っただけでなく、チーム2点目のアシストも記録した。
前半を2-2で終えたマジョルカだが、後半開始早々に勝ち越しゴールを奪われ、そこからは苦しい展開に。しかし、久保が同25分にチームを救う。前線での守備からFWアンテ・ブディミルがボールを奪うと、ボールは久保の足元へ。対面したアルジェリア代表DFアイサ・マンディを突破し、カバーに入ったDFアレックス・モレノも細かなステップで翻弄。最後は右足を振り抜くと、GKジョエル・ロブレスの手を弾くグラウンダーのシュートをネットに突き刺した。
試合はそのまま3-3で終了し、勝ち点1を分け合う結果となった。マジョルカは勝ち点を「22」に伸ばし、暫定ながら降格圏を脱出して17位に浮上している。
そんななか、英メディア「Caught Offside」は「レアル・マドリードからの期限付き移籍選手が、偉大なスキルとバランスを発揮して素晴らしい個人技ゴールを決める」との見出しで久保のゴールに言及。「日本人MFは昨夏、Jリーグでの順調な歩みの後にレアルにやってきた。しかし、すぐに経験を積むためにマジョルカへと期限付き移籍している」と紹介したうえで、次のように称賛している。
「彼は明らかにエキサイティングな有望株であり、ベティス戦での美しいな個人技ゴールはその見本といったところだろう。GKのミスを指摘することもできるが、シュートに至る過程で見せた技術とバランスは称賛に値する」
チームの攻撃を90分にわたって引っ張り続け、最後には個人能力の高さを証明する一撃を叩き込んだ久保。今回のベティス戦によって、欧州内での注目度はさらに上がることになるかもしれない。