浦和の新戦力FWレオナルドがエビ反り弾 得点王獲得へ不敵「あと22点取らないとね」
J1開幕戦で湘南に3-2勝利、山中のクロスから貴重なゴール「非常に嬉しい」
浦和レッズのFWレオナルドは、21日のJ1開幕戦、敵地での湘南ベルマーレ戦で加入後のJ1初ゴールを決めた。驚異的な身体能力を見せつけた“エビ反り”ヘッドを決めたストライカーは、「あと22点取らないとね」と不敵な笑みを浮かべた。
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レオナルドは一昨季にガイナーレ鳥取にブラジルから来日して加入すると、初年度にJ3得点王を獲得。昨季はアルビレックス新潟に移籍し、J2得点王を獲得した。そして今季はJ1浦和へと移籍し、目指すものは前人未到の3年連続かつカテゴリーを一つずつ上昇させての得点王だ。
プレシーズンキャンプで対外試合5試合連続ゴールを決めた男は、16日の公式戦初戦、ルヴァン杯ベガルタ仙台戦でもゴール。そしてこの湘南戦では1-1で迎えた前半42分だった。コーナーキックの二次攻撃でDF山中亮輔にボールがつながると、そこからのアーリークロスには攻撃参加していた長身DF鈴木大輔がジャンプ。その背後に控えていたのがレオナルドだった。
そこでレオナルドはマーカーに上半身を完全に抑え込まれる状態ながら、ボールに合わせて驚異的なバランス感覚を見せて“エビ反り”状態に。そのままヘディングでボールにコンタクトすると、枠内にボールを抑え込んでゴールにつなげた。
強烈な印象を残す一撃に新加入のストライカーは「どんな状況でもゴールというのは重要なもの。最後まで諦めなかった。相手に押さえられて難しい体勢になったけど、自分のパワーを使ってGKの届かないコースを狙った」と、全てが自分のコントロール下にあった得点だったと振り返った。
後半に一度は同点とされた浦和だが、残り5分でMF関根貴大が決勝ゴールを決めて3-2の勝利。J1デビュー戦を勝利で飾ったレオナルドは「開幕戦がアウェーという難しい状況を乗り越えられた。これから続くリーグ戦で勝利を収め続けていって、優勝を目指したい。それだけでなく他の大会の全てでもシーズンの最後まで戦えるようにしたい」と、タイトルへの意気込みを話す。
そして、加入時に「23点取ればJ1の得点王になれると予想している」と話したストライカーは「非常に嬉しいゴールだったけど、ここで止まることはできない。あと22点取らないとね」と不敵な笑みを浮かべた。エースFW興梠慎三と並び立ち、ゴール前での強さが際立つ2トップの存在が、浦和の対戦相手にとって脅威となることは間違いないと言えそうだ。