「いくのは当たり前」 神戸FW古橋亨梧、エース襲名へノルマは“得点王”の「15」
プロ4年目の今季の目標は…「まずは15いきたい」
奈良県生駒市で生まれ、大阪の強豪・興国高校から中央大学へ進学。2017年にJ2のFC岐阜でプロキャリアの一歩を踏んだ。大卒1年目から主力に定着し、42試合6得点。翌18年には26試合11得点の結果を残し、夏に神戸からオファーが届いた。悩み抜いた末、J1挑戦を決めた古橋。新天地には世界的スーパースターのイニエスタや元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)が在籍し、刺激だらけの毎日だった。
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J1初挑戦でも13試合5ゴールを挙げ、19年には元スペイン代表FWダビド・ビジャも加入。そのなかで、自身は31試合10ゴールをマークし、二桁得点に乗せた。エース候補として期待が懸かる今季の目標を問われると、古橋は迷わずに即答した。
「まずは15(ゴール)いきたいですね。去年の得点王(横浜FMのマルコス・ジュニオールと仲川輝人)が15(点)。去年10点いくことができたので、15(点)いくのは当たり前。15はいきたいですね」
昨年11月には初めて日本代表に選出された。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選への招集はなく、海外組はMF柴崎岳やMF中島翔哉らが出場した国際親善試合ベネズエラ戦(1-4)で途中からピッチに立った。短い合宿期間と出場時間でも決定機に絡むなど存在感を発揮。そして、この“サムライブルー”のユニフォームは、古橋の気持ちを奮い立たせた。
「日本を代表する選手はやっぱみんな技術が高いですし、やっていてすごく楽しかったので、あの場所にいきたいなという気持ちが強くなりましたね。(森保監督とは)ちょっと話せた。いい印象を持ってもらえたのかな。見ている人は賛否両論あると思いますけど、僕はああいう場面で初めての試合。自分が思っている以上にいい感じで試合に入れたなと思えたし、決定機は決められなかったけど、いい流れを持ってこられたと個人的に思っています。足りない部分は多いですけど」