デポルティボ柴崎、信頼関係を築くバスケス監督に言及 「哲学的で一人の先生のよう」
バスケス監督に交代後、柴崎は6試合連続スタメン出場と好調なチームに貢献
スペイン2部デポルティボは現在、リーグ戦8試合負けなし(7勝1分)と調子を上げている。6試合連続でスタメン出場を果たしている日本代表MF柴崎岳は、現地時間23日のリーグ第29節サラゴサ戦に向けた記者会見に登壇。フェルナンド・バスケス新監督について「哲学者で先生のよう」と語った。地元紙「ラボス・デ・ガリシア」が伝えている。
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2019年7月にスペイン1部ヘタフェから同2部デポルティボへ移籍した柴崎。2ボランチの一角と起用されてきたが、チームは開幕戦のレアル・オビエド戦(3-1)に勝利後、19戦未勝利(9分10敗)と苦戦を強いられていた。昨年10月以降は柴崎がベンチスタートで出番を得られない試合も増え、同12月中旬には練習中に左足を負傷するなど、実戦から遠ざかっていた。
そのなかで、1月16日に行われたリーグ第23節ラシン・サンタンデール(2-1)で約1カ月半ぶりに実戦復帰。中2日で迎えた19日のカディス戦にも2試合連続でスタメン起用されると、移籍後初アシストで決勝点をお膳立てした。
16位デポルティボは2月23日、MF香川真司が所属する2位サラゴサと対戦する。下位からの脱出を狙ううえで重要な一戦を前に、柴崎が記者会見に登壇したが、記事では「ガク・シバサキ:フェルナンド・バスケスはとても哲学者で先生のよう」との見出しでコメントを紹介している。
「チームは現在良い時期を迎えていて、僕としてはこの流れが続いてほしい。個人的にはフェルナンド・バスケス監督が来てからプレーしていて、試合ごとに改善の余地が出てくるのは明らかだけど、より多くのものをつかみ、良くなることができると思う」
柴崎は「監督が僕に求めることはとてもはっきりしている」と語り、自分の役割が明確になったことで攻守に集中でき、それがチームに好影響を与えていると分析する。
「監督はとても哲学的で、一人の先生のよう。最初の瞬間から難しい言葉を使わず、難しくすることなく、技術的にもそうで、僕に何を必要としているかはっきりと分かるように簡単な言葉で話してくれる。彼は振る舞いや行動で信頼を示してくれる。それで十分」
柴崎の好調の要因はバスケス監督との良好な信頼関係にあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)