「消えていた本田がミランの中心選手に戻った」 伊紙が背番号10の復活劇を称賛
加入後2年間の浮き沈みを振り返る
ACミランの日本代表FW本田圭佑が戦力外危機を乗り越えた復活劇が、イタリアで話題になっている。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、「ほら、消えていた本田がミランの中心選手に戻った」と特集している。
拍手喝采、戸惑い、機能、悪化……。背番号10は移籍後、2年間で様々な評価を受けてきた。特集では「質問。この2年間で、すべての違う形容詞にふさわしい選手は誰か? 答えは簡単だ。本田圭佑」と、浮き沈みと毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい背番号10について指摘している。
ミランは近年、困難な時期にある。2001年から14年までミランの指揮を執った監督は3人。名将カルロ・アンチェロッティ(01~09年)、レオナルド(09~10年)、そして現在ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ(10~14年)だったが、本田は14年1月の加入後、すでに4人の監督から指導を受けている。
「安定した状況だと考えていた過去の時期とは違う現実に直面し、チームのクオリティも当時よりも劣っている。しかし、彼自身も(チームの)レベルを上げることに、ほとんど稀にしか貢献していなかった」