湘南の東京五輪世代MF、日本代表FW鎌田大地らに並ぶ10代でJ1リーグ2アシストを達成
鈴木冬一が石原の2020年Jリーグ第一号弾と山田直輝のヘディング弾をお膳立て
湘南ベルマーレは21日、J1リーグの新シーズン開幕節で浦和レッズと対戦。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により勝ち越しのチャンスを手にしたが、FWタリクが痛恨のPK失敗を犯して2-3で敗れた。そのなかで2年目の湘南MF鈴木冬一は、2015年以降では日本代表FW鎌田大地(現・フランクフルト)とMF邦本宜裕(現・全北現代)に続き、10代での2アシストを記録した。
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湘南は前半7分、左サイドの鈴木が上げたクロスにFW石原直樹が飛び込み、先制のネットを揺らした。浦和のFW興梠慎三、FWレオナルドに連続ゴールを許して迎えた後半17分、再び鈴木冬がゴール前にクロスを上げ、今後は身長168センチのMF山田直輝がヘディングゴールを決めて再び同点に追いついた。
その後、浦和DF鈴木大輔のハンドによるPK献上がVAR判定の末に認められ、湘南は勝ち越しのチャンスを得たが、タリクのシュートはクロスバーを直撃して痛恨の失敗。逆に後半40分に浦和MF関根貴大に個人技から決勝ゴールを沈められ、開幕戦黒星となった。
データ分析会社「オプタ」は公式ツイッターで、鈴木冬のアシストに関する情報を投稿。2015年以降、10代の選手がJ1の1試合で2アシストを記録したのは、鎌田(2015年7月/18歳340日)、邦本(2016年6月/18歳254日)に続き、鈴木(2020年2月/19歳267日)が3人目だという。
2017年のU-17ワールドカップでは全4試合に出場して1得点とチームのベスト16入りに貢献した鈴木冬。東京五輪世代でもあり、オリンピックのメンバー入りに向けて、さらなる活躍を期す。