「タイと日本の懸け橋に」 “先駆者”チャナティップ、Jリーグの名手から学んだものとは?
小野伸二との練習から学び、胸に刻まれたアドバイス
1人はヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。「やっぱりJリーグのその他の選手より、魅力的なプレーが多い」と評したチャナティップは、「テクニックはもちろん、判断力も凄い」と、イニエスタがピッチ上で見せる豊富なアイデアやプレー選択の正確性に舌を巻く。
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そして一緒にプレーした選手として、元日本代表MF小野伸二(現・FC琉球)と元日本代表MF稲本潤一(現・SC相模原)の名前も挙げた。
「2人からはリーダーシップや規律の部分など、プロ選手としての振る舞いをいろいろと学びました」
特にポジションも近かった小野からは様々なアドバイスを受けたと明かし、「特に印象に残っている言葉は、『自信を持ってプレーしなさい』とよく言われたこと。試合ではあまり一緒にプレーできなかったけれど、ずっと一緒に練習して、目の前で伸二さんのいろいろなプレーを見られた。それだけでも嬉しいですよね」と、札幌のチームメートとしてかけがえのない時間を過ごせたと振り返る。
日本サッカー史に残る偉大な司令塔からの金言を胸に、さらなる高みを目指すチャナティップ。欧州クラブへの移籍の噂も浮上するなど世界からも注目される26歳の“パイオニア”は、タイ国民の期待を一身に背負い、4年目のJリーグに挑む。
(FOOTBALL ZONE編集部・谷沢直也 / Naoya Tanizawa)
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